ヨルノ窓辺二訪問者

 もう、ひと月くらい前のことです。
 たぶん、ヤモリ氏でしょう。
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 なにもいないはずのガラスに、ぺったりしていたのを見たときは、ウワッ、と言ってしまいましたが、さけびの後半が、驚きから喜びに変わっているのを聴きました。さけんだのはわたしです。ヤモリンじゃありません。

 こちらからは裏側しか見えませんから、わたしもガラスにはりついて、表も見ようとしました。すこしだけ見えた瞳は、大きくって、まるくって、うるんでいて、黒目がち。実にラブリー。むこうは、こっちのことには無関心な様子。
 裏側からしか見えないっていうことは、裏をかえせばとっても好都合です。手のひらが横しましまなのがよくよく見えました。このしましまが、ヤモリンたちがガラスを歩くことが出来る秘訣なのじゃないでしょうか。
 皮膚は白灰色で、これが文字通りぬけるようで、オナカのあたりが、これ腸かしらん?というふうに黒く透けて見えていました。
 
 これからも来てくれると良いのだけどと思ったヤモリンですが、この日一度姿を見せただけで、ひと月が過ぎました。ヤモリンのためには、この部屋にはいつも電気をつけ、そしてカーテンはあけておかなければならないのでしょうか。じゃないと、窓辺に虫はこないし、虫がいないと、ヤモリンも来ないでしょうからね。
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by wannotomarigi | 2012-09-10 20:00

トリ暮らしの記録


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