小林道夫さんのゴルドベルグ変奏曲

はじまる前からよい雰囲気でした。
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ざわざわと、なごやかに、それぞれの興奮あり。

先日書きましたが、小林道夫さんは、このゴルドベルグ変奏曲の演奏会を1972年に東京で始めました。
以来、毎年12月に演奏会を開き、30回目、35回目を数え…今年は何回目になるのでしょう。

とにかく、今年は、東京でなく湯布院のアルテジオであるのです。
わたしは、どうしても行きたい!と思いました。

もし雪になったら……交通の不便なこの土地……電車に2本乗って、あとは駅から歩く。
でも、大丈夫でした。晴れました。
湯布院はやっぱり寒いからか、この夜にしもやけが成長しはしましたが。

先生は、チェンバロを奏でるまえに、声も豊か、そしてユーモアたっぷり。
その声による、音楽家……バッハや、曲の解説は、興味深いものです。
当時のことを、あれこれ想像します。

アルテジオは、大きなホールと違って、そういうのにはよい空間です。
それに、見渡しただけでわかる、観客のみなさまの個性豊かなこと!
贅沢ね、生で聴けるなんて、という声も聞こえてきます、まったく同感です。

市内のホールでも思うのですが、同じ空間が、これから起こることの違いと、そこにいる人たちの気分で、こんなに変わるのはおもしろい!と思うほど、変わるものですね、その空気が、雰囲気が。
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さて、ずいぶんと、ミーハー気分で、椅子におさまっていたわたしですが、だいたいこの曲はとても好きで、グールドの有名な二枚と、マライ・ペライアとトン・コープマンのが手元にあります。

おおまかに、演奏時間のみで1時間弱くらいと思っていたけれど、帰りに、外に出て時計を見たら、ちょうど二時間でした。

二時間も経過していたとは!
ここちよい時間でした。

考えてみたら、ゴルドベルグ変奏曲を会場で聴いたのは、はじめて。
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ああ、よかった。行ってよかった。
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by wannotomarigi | 2011-12-30 22:00 | Comments(0)

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