スペインのてんぷら

先日の記事に書いた『 フラガ神父の料理帳 』(そのときの記事はこちら) は、副題が、「 スペイン家庭の味 」
日本とはちょっと違ったお魚料理がいくつか載せられています。

その中で、「 お魚のてんぷら 」の衣が、おもしろそうだったので試してみました。
なにより興味深かったのは、日本のてんぷらのルーツだということ。

てんぷらの衣は、卵1コに、小麦粉1と1/2カップと、牛乳1カップを入れてよく混ぜ、作ります。
思い立ったときにお魚がなかったので、さつまいも、おリンゴ、バナナで試してみました。

ふつう、てんぷらというと、まま粉が出来てもいいからあまり混ぜないことがたいせつですよね。
このレシピは、どちらかというとフリッターに近い出来上がりになるのかなと思ったけど、それにしちゃあ、簡単。

お鍋の中のバナナ。
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揚げたら、ここではじめて、お塩の出番。
ぱらぱらとふります。

おいしかったですよー。

おリンゴなんて、
「 パイ生地を作らなくてもいいやん ! 」 と思うくらいにおいしい揚げ菓子のようでした。
パイ生地なんてあまり作ったことのないわたしが言うことじゃありませんけれど……。

それから、意外にも、揚げ終わったあと、お鍋の油はそんなに減っていなくて、これはいい、と思いました。

考えてみると、お魚とはずいぶん違う具材ですねえ……。

これが日本のてんぷらのルーツだというお話ですが、

スペインでは、年に四回、お肉を食べてはいけない“ テンポラス の時期 ”というのがあり、そのときは、お魚を揚げて食べていたのだそうです。
それを、長崎についた船にのりこんだ日本人が聞いて、“ てんぷら ”という食べ物だと思ったというのです。

そういうお話も、『 フラガ神父の料理帳 』には載っていて、お料理をいっそう楽しく感じさせます。

物語のあるお料理、心のこもったレシピというのはいいですね。
フラガ神父は、なかなかにユーモアのある人で、この本は、読み物としても楽しめると思います。


『 フラガ神父の料理帳 』
著者 セサール・フラガ
発行所 文化出版局
2001年 12月9日発行
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by wannotomarigi | 2011-01-28 23:55 | Comments(0)

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