げんこつ山スコーン

これ、げんこつ山スコーン。
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げんこつって、考えたらあまりよい名前じゃないけど、げんこつ山スコーン。
お皿に置いたときの、ごつんという音といい、まわりのガリガリ硬いところといい、(あ、げんこつだ) と思ったんです。



さて、では、げんこつ山スコーンのお話、聞いてください。

わたし、あんこはあまり食べません。
おいしいのはわかるんだけど、積極的には食べません。
でも、このあいだの中秋の名月のとき、おだんごに着せるために、1キロほどの小豆でこしあんを作りました。

こしあんって、ゆでた小豆を漉して作りますが、そのときに、小豆の皮が残ります。
漉し終わってみると、思ったよりたくさんの小豆の皮が出来たので、捨てるのもちょっとね、という気がしました。

そこで、その小豆の皮を少し口に入れてみました。
これは……、おいしくない !
( なんなのこれは、これはだめだわー ) と思って、今度は、漉した小豆がいかにおいしいかと当然期待をして、食べてみました。
すると、これまた、おいしくない !
小豆の皮に負けないまずさ。

なるほど。
お砂糖を入れる前の、完全無糖チョコレートみたいなもんなんだわ、これは。

( ということは、小豆の皮も、甘くするとおいしいのかも )

その日は、もうそれ以上、あんこの仲間のことを考えるのは嫌になったので、そのまま冷蔵庫に入れました。

後日、朝食のためのいつもの “ バナナスコーンふう ” を作っているとき、半分は、バナナでなく小豆の皮を入れてみよう、とふと思いつき、すでに混ぜ終わっていた生地に、小豆の皮をドサドサと、それから、実は、すでに甘くしたきなこもあまっていたので、それも最後に、ザザッと入れました。

そうして出来たのがげんこつ山スコーン。

焼きあがったときは、 (うわッ、こんなふうになるんだ ) って思いました。
予想外の感じ。
焼く前には、生地はぼろぼろして、くっつくかないかもね、まあ、いいわ、思いながらオーブンシートに並べましたから。

でも、ゲンコツ山スコーン、これが、わたしにはなかなかおいしいのです。
あまり好きとは言えない材料を組み合わせて、おいしいと思うものが出来るのって不思議。
小豆もきなこも好きな人なら、わかるけれど。

なにしろ、出来あがったこしあんも、おいしいとは思ったけれど、自分では味見程度しか食べなかったくらい。

皮がいちばんおいしいんだったりして。
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by wannotomarigi | 2010-09-30 23:30

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